法人破産 [事例5]

震災の影響と売上の低下で資金繰りが困難に⇒会社破産で借金が0に

通信販売・IT業
債務整理方法借金総額
会社破産 約600万円 ⇒ 0円

背景

Aさんは個人事業として通信販売業を営んでいましたが、10年かけて準備を進め、会社を設立して実際の店舗での商品販売を始めました。ところが、開店資金が予想以上にかかってしまい、加えて開店後の売上も想定していたよりも少なかったため、金融機関からの借入に頼らざるをえない状況が続きました。
そのような中、東日本大震災が起き、売上減少に拍車がかかり、ついに経営に行き詰ってしまいました。Aさんは返済の努力を続けてきましたが、会社名義の借金が600万を超えてしまい、今後の返済に不安を感じたため、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

対応

ご相談にいらした時点では、Aさんは会社を破産させることを迷っていました。ですが、Aさん個人名義での借金もかなりあり、最終的には、Aさんも納得の上で会社の破産手続を進めていくことになりました。
すでに会社の営業は停止して店舗は明け渡しており、めぼしい資産も特になかったことから、負債の調査を入念に行ったうえで、裁判所に申立てをしました。

結果

破産手続により、約600万円あった会社の借金は0になりました。
Aさんは、長年の夢をやっと叶えて設立させた会社を破産させることにつき、当初は非常に悩まれていましたが、最終的には、破産申立により会社の借金問題を解決することができ、満足しておられました。

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