刑事事件

八王子市の刑事事件で逮捕されたら早期に弁護士相談を

八王子市における犯罪状況|逮捕されたら早期に弁護士相談を

八王子市は、東京都の多摩地区南部にある市です。
都心から約40キロメートル離れた都市で、東京のベッドタウンとして人気があります。

市内には中央大学や帝京大学を始め多くの大学があり、若い人が多いことが特徴です。

東京の市のなかでは最多を誇る人口の八王子市ですが、八王子警察署、高尾警察署、南大沢警察署の3つの警察署が管轄する地域に分けられています。日野市、昭島市、あきる野市などと接する北部は八王子警察署、神奈川県と接する南西部が高尾警察署、日野市、町田市などと接する南東部が南大沢警察署の管轄となっています。

この記事では、そんな八王子市における刑事事件の状況と、実際に周囲の人が刑事事件を起こしてしまった際の対応方法について解説します。

1.八王子市の犯罪状況

平成30年に八王子市で発生した刑法犯の総件数は、3779件でした。
資料によると、八王子市北口の周辺の旭町、中町、東町、高尾駅近くの東浅川町や高尾町、中央大学や帝京大学がある東中野や大塚、南大沢駅周辺の南大沢1丁目、2丁目など、人が多く集まる場所で犯罪が多く発生する傾向があるようです。

犯罪類型別にみると、強盗などの凶悪犯が26件、暴行、傷害、脅迫、恐喝など粗暴犯が251件、空き巣、事務所荒しなど侵入窃盗が225件、すり、ひったくり、置き引き、万引き、自動車盗など非侵入窃盗が2312件、詐欺や占有離脱物横領などその他の犯罪が965件でした。

侵入窃盗犯は、留守中に侵入する空き巣をイメージするかもしれません。しかし、就寝中など、人が家にいるときに侵入する忍込み・居空きも多く生じています。
防犯の観点からは、窃盗犯に遭遇すると強盗などの更なる被害が生じる可能性があることから、家に居るからなどと安心せずに、戸締りなどの防犯対策を十分に行う必要があります。

また、発生件数が最も多い非侵入窃盗の約半数を自転車盗が占めています。
短時間でも自転車への施錠を徹底することはもちろん、鍵を二重に付けたりすることが有効です。

参考:警視庁「市区町丁別、罪種及び手口別認知件数

2.身近な人が犯罪で検挙されたら

八王子市における刑事犯罪の状況について見てみると、犯罪件数自体は年々減少していますが、犯罪の類型によっては増加しているものもあることから、日頃から十分に防犯対策を行うのが重要です。

一方、ある日突然、自分の周りにいる大切な人が犯罪で検挙されてしまうこともあります。
犯罪とは無縁と思っていた人でも、酔った勢いで暴行をしてしまったり、アルバイト感覚でオレオレ詐欺等に加担してしまったりするケースがあるのです。

(1) 逮捕されたらどうなる?

刑事事件で逮捕されると、いつになったら身柄の拘束が解かれるのか、仕事・学校はどうなるのか、裁判ではどうすればよいのか、前科が付いてしまうのかなど、さまざまな不安を抱えることでしょう。

犯罪の疑いをかけられて逮捕されたときには、「被疑者」という立場になります。そして、逮捕後、その人の状況(逃亡や証拠隠滅の可能性がある・身元引受人がいないなど)によっては、勾留をされてしまい、最長で20日間身柄を捜査機関に拘束されてしまいます。

検察官が、「嫌疑が十分である」として起訴をすると、被害者は「被告人」という立場になり、裁判所で裁判を受けることになります。
日本の刑事裁判では、無罪判決が出ることは非常に少なく、起訴されると非常に高い確率で有罪判決が出ます(起訴された事案のうち99.9パーセントは有罪になるともいわれています。)。

軽微な犯罪の場合、実刑判決は出ずに罰金となることも多いですが(ただし、法律に罰金刑が含まれている場合に限ります)、この場合でも「前科」はついてしまいます。

このような多くの心配があることから、身内の方が逮捕されたときには、一刻も早く頼れる弁護士に相談することが重要です。

(2) 弁護士による刑事弁護内容

接見禁止命令が出された場合、家族であっても身柄を拘束されている被疑者に会うことができませんが、弁護士だけはいつでも接見をすることができます。
弁護士は、被疑者を励ましながら、取り調べに関する適切なアドバイスを行うことができます。

また、弁護士は、勾留を阻止したりして、釈放をするための弁護活動を行えますし、被害者との示談交渉を行ったりすることもできます。
犯罪の類型によっては、被害者との示談が成立することで、不起訴となる可能性が高まる事案があります。そうなれば、前科はつきませんし。また、示談成立により、即時に身柄を解放してもらえる可能性もあります。

なお、逮捕されると、通常は警察署内の留置場に身柄を拘束されますが、八王子市内の3つの警察署の連絡先は以下のとおりです。

八王子警察署
〒192-0051
東京都八王子市元本郷町3丁目19番1号
042-621-0110

高尾警察署
〒193-0834
東京都八王子市東浅川町23番地34
042-665-0110

南大沢警察署
〒192-0364
東京都八王子市南大沢1丁目8番地3
042-653-0110

3.八王子市を管轄する裁判所

八王子市を管轄する裁判所は、東京地方裁判所立川支部、あるいは八王子簡易裁判所です。

罰金以下の刑に当たる罪や窃盗、横領など比較的軽微な罪の刑事事件については簡易裁判所の管轄となります。

東京地方裁判所立川支部
〒190-8571
東京都立川市緑町10番地の4
042-845-0278(刑事訟廷事件係受付)

 

八王子簡易裁判所
〒192-8516
東京都八王子市明神町4-21-1
代表:042-642-7020

4.八王子市の刑事事件でお悩みなら泉総合法律事務所八王子支店へ

もし刑事事件で逮捕されてしまったら、ご本人はもちろん、ご家族も大変不安に思うでしょう。経験豊富な弁護士が、ご本人、ご家族の不安を一緒になって考え、解決へと導きます。

刑事事件はスピード勝負です。できる限り早期に弁護士に依頼することで、釈放・不起訴が実現できる可能性が高まります。

八王子市、日野市、相模原市、京王線・中央線・横浜線・八高線沿線にお住まい、お勤めの方やそのご家族で、刑事事件で検挙されてしまったという方は、お早めに泉総合法律事務所八王子支店の弁護士にご相談ください。刑事事件専任の弁護士が親身になってサポート致します。

初回の相談は無料となっておりますので、どうぞ安心してご利用ください。

無料相談受付中! Tel: 0120-051-323 平日9:30~21:00/土日祝9:30~18:30
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