債務整理

自己破産手続の即日面接とは?管財事件と同時廃止事件への振り分け

自己破産手続の即日面接とは?管財事件と同時廃止事件への振り分け

自己破産手続には、法律上の原則である管財事件(少額管財事件も含みます)と、例外的な同時廃止事件とがあります。同時廃止事件の方が一般的に時間と費用がかからないことから、泉総合法律事務所にご来所いただいた際に、「同時廃止手続でお願いできないでしょうか」とお願いされることがあります。

ただ、管財事件か同時廃止事件かという振り分けは、裁判所が決めることです。

東京地方裁判所では、この振り分けのために、即日面接というものを行っています。

そこで、ここではこの即日面接とはどのようなものかを説明します。

1.管財事件と同時廃止事件

上述のとおり、自己破産手続には、管財事件と同時廃止事件とがあります。

破産手続は、原則として、管財事件として進行することとなりますが、裁判所が、同時廃止相当と判断した場合には、破産手続の開始とともに、破産手続廃止の決定をすることとなります。

同時廃止が相当かどうかを判断するために、即日面接を行うこととなります。

2.即日面接とは

即日面接では、弁護士が代理人となって申し立てた個人の自己破産事件のうち、同時廃止の処理相当であるとして申し立てられたものについて、破産手続開始の申立てがなされた当日に、裁判官が申立代理人のみと面接をすることとなります。

この面接において、裁判官が、同時廃止手続が相当か、少額管財手続が相当かの振り分けを行い、同時廃止とすることに問題がないと判断した事案については、破産手続開始決定及び同時廃止決定を行うこととなります。

東京地裁では、他の裁判所に比べ、はるかに膨大な破産事件を処理することとなります。

東京地裁を除くほかの多くの裁判所では、免責審尋といって、裁判官、代理人及び申立人の3人で話し合いをすることがあります。

しかし、東京地裁では、このような運用をしていては、膨大な事件をスムーズに処理できません。そのため、申立人不在で、かつ10分程度で集中して議論を行う即日面接を行っているのです。

3.即日面接までの流れ

代理人である弁護士が、申立書を作成した後、東京地方裁判所の受付窓口に申立書を提出します。

即日面接を希望する場合は、申立書の「手続についての意見」という欄の「同時廃止」にチェックした上で、「即日面接の希望の有無」の欄の「希望する」にチェックをします。これにより、即日面接を行うこととなります。

上述のとおり、即日面接は、代理人に対してのみ行われますので、申立人が出席することはありません。

これは東京地裁の場合、処理すべき事件数が多いため、申立人と面談するだけの時間を確保できないため、弁護士を信頼して、その場で同時廃止相当か否かを判断するためです。

さきほどの「即日面接の希望の有無」の「希望する」にチェックがあるものについては、担当の書記官が記録を審査し、「即日相当」などの意見を付します。

裁判官はこの意見を前提にして、即日面接に臨むこととなります。

4.即日面接の注意点

裁判官は、代理人に対して、あらかじめ書記官が指摘した事項を中心に聞き取りを行います。もちろん、代理人は、裁判官からの聞き取りに対して、適切に回答できなければなりません。

ここで、代理人が、裁判官からの聞き取りに対して、うまく回答できず、重要な事実が後になって判明した場合、財産の隠匿や虚偽の説明があったとして、免責不許可決定がなされる可能性があります。

代理人は、裁判官と、10分程度の間で、申し立てた案件について議論することとなります。

代理人による調査不足のために、代理人が裁判官からの聞き取り対してうまく回答できなかった場合、基本的には、その後に再度、面接を行うことはありません。

そのため、同じような事件であっても、代理人の調査の精度によっては、同時廃止事件になることもあれば(少額)管財事件になることもあるのです。

代理人は、自己の調査不足のために、本来ならば同時廃止相当と考えられる事件を管財事件としないよう、十分に調査検討して、即日面接に臨まなければならないといえます。

即日面接の結果、裁判所が、同時廃止が相当であると判断したものについては、破産手続開始、同時廃止決定をすることとなります。

なお、上述のとおり、即日面接は、弁護士を信用していることが前提となっているため、本人申立ての場合、即日面接を利用することはできませんので、注意が必要です。

5.借金問題の解決は泉総合法律事務所へ

いかがだったでしょうか。破産手続を進めるといっても実際にどのように進むのかなかなかイメージできないものかと思います。

以上に見た即日面接というものは、いわば破産手続を始める初めの第一歩となります。

泉総合法律事務所では、破産手続について多数の解決実績があります。

この経験を活かして、わかりやすく、破産手続についてご説明いたします。

債務整理に関するご相談は何度でも無料で行っておりますので、借金問題についてお困りの方は、ぜひ一度泉総合法律事務所にご来所ください。

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